今年のゴールデンウイークはずっと家で休息し、悪かった体調を整えることに専念した。おかげでやっと復調してきた感じだ。(禁酒も1か月半続けている)
最近草食系の男子が増えているというが、俺も最近男としてのギラギラ感が何か薄れてきている感じがする。まあ、体調のせいもあると思うのだが、この休日を利用し団塊の世代が誇る最高の不良オヤジ、ショーケンの若き日の代表作「傷だらけの天使」を見て体と共に肉食系の心も取り戻すことにした。
あまりにも有名なオープニングテーマで朝メシを食べるシーン!コンビーフ、とまと、口で開ける瓶牛乳などなど!
またこのドラマでショーケンが超かっこよく着こなしている服は、まだBIGI時代の菊池武夫のデザインなのだ!
隣は今再ブレークしている若き日の水谷豊!
昔、そう20数年前に横浜の瑞穂埠頭でショーケンと遭遇したことがある。
当時大学生だった俺は大人の渋い世界に憧れ、バー「スターダスト」に足繁く通っていた。
ある晩、夜露に濡れる埠頭の側道を歩いて店に向かっていると、ちょうど店からうつむき加減で咥え煙草にロングコートを肩に羽織った一人の男が出てきた。
渋い人だなぁ・・と思いつつ、ふとその男が顔を上げた瞬間に目が合った。
ショーケンだった・・
俺は思わず声をかけてしまった・・・
俺 :あっ、ショーケンさん。
シ :・・・なにぃ?
俺 :あの握手してもらえませんか?
シ :ちょっとぉ、カンベンしてぇよぉ~!
俺 :す、すみません・・・
シ :坊や悪ぃな。気分じゃねえんだよ。
そして店に入り、オーダーしたバーボンのグラスに唇をつけたその時、ジュークボックスから「ブルーライト・ヨコハマ」が流れてきた。えっ?
次の日だった。ショーケンといしだあゆみの離婚が発表されたのは・・・